大学で何を学ぶか (幻冬舎文庫)価格: 520円 レビュー評価:4.0 レビュー数:17
学問や教養は役に立つものなのだろうか?
世に出ている「大学で何を学ぶか」といった本のほとんどは、それらが役に立つという前提で書かれている。しかし、「大学で勉強したことは一日も早く忘れなさい」というのが企業の本音らしい。
なぜこのようなズレが起こるのか?それは、それらの本のほとんどが、大学教授によって書かれているからである。彼らは自分が大学で学んだ学問で食べているので、学問や教養は役に立って当たり前なのだ。
そこで著者は、大学に残らずに就職していく大多数の学生にとって、大学で学ぶことの意義は何かを明らかにして